春のひかりを塗す

暖かい日だった。川べりで昼ご飯を食べようとパン屋に寄る。日曜昼のパン屋は混み合っていた。みんなも外でランチをするのかもしれない。春の光景だった。いつもビートルズが流れている八百屋に寄ったら今日はずとまよが流れていた。川べりのベンチでたまごサンドとエクレアを食べ、いつもより長く散歩をした。

手帳を開きながらミスチルの新しいアルバムを聴く。懐かしい感じがして、それだけで元気になる。懐古主義だと言われてもそれでいいじゃないかと今は思う。なぜならこれは「あの頃は良かった」ではないし、あの頃は今をもっと愛おしいものにしてくれると、今の私は知っている。過去、今、未来を同じように肯定できることは心が平穏なことの証だと思う。

春の風呂上がりは好きだ。身体が軽いままでいられる。軽いままの身体で「青天を衝け」を観た。

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