今日のシューイチの話

お世話になった方より出演するのでよければ観てほしいと連絡をいただいていたので結構真剣にシューイチを見る。とある企業が生理ショーツを開発したという話。率直な感想は、多い日には使えないだろうけれどなる前や終わり頃には使えるかもしれない。これから改良が重ねられたらもっといい感じの仕様になったり値段が安くなったりするかもしれない。「男女関係なく生理のことをが自然に話せるようになるといいよね」というヒデさんの締めが綺麗だったな。ということだった。


それがSNSを覗くとバズっている意見の中に「男性に生理のことが分かるわけない」で止まっているものがまあまああり、驚くと同時に少し悲しくなってしまった。


考えたことは二つ。まず一つは、テレビの見せる世界を額面通りに受け取っている人の多さについて(実際の数は分からないけれど、その意見がバズっている=多いという認識)。

この企画で推されていたのは「生理用ショーツを作ったのは全員男性(男性が女性のこと考えてるよ…ジェンダー…的な)」「生理用ショーツはサステナブルだ」という点だった。女性蔑視発言もあり女性のことについては世間の関心が集まっているし、国からのお達しでSDGsも進めなければいけないので番組はこの二点を台本の柱にしたのだろうと思う。情報番組にも台本はある。けれどもその「台本がある」という前提を飛ばして、企業の男性たちがジェンダー問題を解決するため・環境問題を解決するため「だけ」にこの製品を作った、とでもいう風に、台本をそのまま受け取り意見しているツイートの多さに驚く。以下のツイートもそうだ。バズっているツイートもだいたい「男性」「サステナブル」という単語が入っている。

もう一つは、「男に分かるわけがない」「男は黙っていろ」という意見の多さについて。

これは私たち女性に「女には分からない」「女は黙っていろ」という男性と、どこが違うのだろうと考える。私にはその違いが分からない。

特に一つ目のツイートのような「こんなに女は大変なんだ」を書き連ねた後に「男は黙っていろ」というものには矛盾を感じる。「こんなに大変」な状況を変えたいのであれば(怒りを表しているからには変化を求めているのだろうという憶測)「こんなに大変なんだ、だからこうして欲しい」とはならないのだろうか。ずっと大変なまま、怒っているだけでいいのだろうか。

どんな形であれ、男性が女性のことを考えて行動している。全然的外れだったとしても、それを「そうじゃない。こうして欲しい」と伝えるだけで、距離は近づくのにと思う。それを「黙っていろ」というのは、まわりまわって女性の地位を下げていると思う。

そうやってへりくだるから女は下に見られるんだと言われるかもしれないけれど、それはへりくだりではないと私は思う。性別関係なく、自身の気持ちを誠意をもって伝えるのは当然のことと思う。自身が誠意のある態度をとらない限り、相手からも誠意を示されることはない。


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午後からは飛行機を観にいった。むかし飛行機を撮るのが趣味の方に教えてもらった場所。また来るとは思わなかった。人もまばらで良かった。

飛行機をみるときは、いつもこの曲が頭の中を流れる。

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