分かること分からないこと

旅を終える。いろんな発見がありメモを残したけれども、人の目に触れるところには書かないだろう。断片的だったり、写真だけをアップしたり、ここにひっそりとアップしたりするかもしれないけれど。

今回、何もアップしない前提で旅をしたことはかなり新鮮だった。むかしはこれが普通だったと思えないぐらいだった。

オリンピックについて、どういう態度でいれば良いのか分からないでいる。頑張ったり楽しんでいる人に水をさすようなことは言いたくないし、選手たちやこの状況で手を尽くした人たちを応援する気持ちはある。けれどもそれを表明すると、これまで無茶苦茶なことをし、自身が応援している人たちにも無茶苦茶なことを強いてきた人たちの思うつぼなのではと何も言えなくなる。なのでテレビそのものをあまり見ないようにしている。旅をしてSNSとも少し距離を取れたので、このままの距離感を維持したい。多分どういう態度をとれば良かったのか分かるのはずっと先になるのだろう。

これまで当たり前のように、（四年に一度ではあるが）ほとんど習慣みたいに生活に組み込まれていたものが、こんなにも嘘くさく見えてしまうことがあるのだと、夢から覚めたような心地がしている。