本の雑誌

バタバタが終わったので本を読み始める。まずは人から借りていたものを……ということで「本の雑誌」7月号をパラパラと。

18冊の本を比較し、そこで描かれた土方歳三がどのような性格か分析するという特集がとても面白かった。

士道を貫き潔く散る王道土方はもちろん、情にあつい土方、それとは逆に人を殺すために武士になった冷徹な土方……などはまあ予想の範疇として、龍馬と組んだ土方、鬼になった土方、不死身の土方などが出てきて笑ってしまうと同時に、だから小説っていいよなあと思った。

小説を書くとき、人は資料を使うわけだけれども、それは史実や事実(というものがあるとして)と自身の小説をイコールにするために使うわけじゃ無いんだよなあ。あくまで自分の作ったストーリーをより魅力的にするために使うのであって。不死身の土方をより「不死身の土方」らしく見せるために資料は用いられるのだ……と読みながら思った。

木内昇さんの新撰組はさまざまな隊士から見た土方(新撰組)を描いているそうなので読んでみたい。

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週に2回ほど朝マックをするのが習慣になっていて、その度マックで流れるオリジナルのラジオをきいている。先週(先々週?)からはフレデリックがさんかく窓の主題歌の宣伝をしている(これがかなり良い。かっこいい。こんなんも作るんかい!みたいな……。何様って感じだけど)。

それを聴いていてなんとなく、最近固定された曲ばかり聴いているし、聴いているもの10年前から変わってなくないか?と思い、先週から通勤時に802を聴いている。

ラジオってラジオワールドみたいなものがあるなあと思う。そこにDJという調整役がいて、私たちは受け取ることが前提で、けれども参加しようと思ったらできるのがいいと思う。そこに参加することがほとんど前提になっているSNSや、参加できないテレビ(ボタンで参加できるようにはなっているけれど)とは違うところだと思うし、そこがラジオのいいところだなと思う。

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