春のおかげ

悲しい出来事があったけれども、それほど落ち込まずにいられた。そんなもんかと見上げた空は水色で、こうしていられるのは多分春のおかげだと思った。


私は誰かに蔑まれたり、誰かが誰かを蔑んでいるのを見たり聞いたりするのが苦手で、というかかなり嫌で、それを避けながら逃げながら今日まで生きてきた。蔑むという行為に抗議していくのは変わらない。それはそうとして、自分がこうなってしまったのは自分自身もどこかで誰かや何かを蔑んでいることの裏返しなのだろうと思った。

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