デティール

華族アンソロのあらすじは書けたけれどもデティールがまったく浮かばず毎日焦っている。普段の読書と並行してやろうと思っていたけれどももう無理だと思い至り、軌道にのるまでは華族関係の本を読むことにする。前よりも何か一つ、進んだ作品を書きたい。


雨が降っていたから電車で行くことにした。駅まで走ったのに間に合わなかった。駅に着いたところで晴れてきた。ついてないなと思い視線を上げても虹はない。ホームを吹き抜ける初秋の風が救いだった。車両の中に差し込む朝のひかりは明るく、一度だけ下車したことのあるあの駅まで海の気配を運んでゆくのだろうと思った。


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