かくこと

子どものための絵画教室のようなものに行く。最初、一人一人名前を呼ばれて前へ出て、自分の名前と年齢と欲しいプレゼントを言うシーンがあった。普段子どもは知らない人の前では絶対喋らないし、私なしに、一人で前へ出ていくことなんてできないだろうと思っていたので、他の子たちがきちんと返事をして大きな声で欲しいものを言うのをすごいと思いつつ、ハラハラしながら見ていた。「いい答え」が用意できていないのに自分の発表の番が回ってきてしまう、そんないつか教室で感じた緊張感を思い出す。結局、子どもの名前が呼ばれたのは一番最後だった。きちんと同居人の膝から立って、一人で前へ出て、名前と年齢を言い、欲しいものは「くるま」と、前の子の答えを真似して言っていた。なんというか、自分は過保護だったのかもしれないと思う。親の支援なしに子は育たない、と子どもは勝手に育つ、のバランスを意識した日。肝心の絵の方は、絵よりも自分の手についた絵の具やボンドが気になるようで、ずっと手を触っていた。

夜はパーティー。テレビは消して、クリスマスソングを流し、保育園で作った冠(別にクリスマス仕様ではない)をかぶり、スーパーのオードブルを食べる。「十何年後かには彼氏と過ごすとか言うんやろうな」「今だけやで」と言いながらも、間違いなくその瞬間はしあわせだった。




今週は詩を書いたり、ホームページやショップを更新したりしていた。わりと気ままに過ごしているけれどもこの日記だけ、どう更新しようかなと考えている。なんせもう習慣化されすぎていてこれが「書きたい」なのか「書かねば」なのか分からない。今のところは週末だけ書こうと思っている。そして詩を書くうち、小説を書きたいなという気持ちもわいてきた。大きく「書くこと」が好きなこの感じをずっと掴んでいたい。誰に見つけられなくても書きたいと思えるものを書くことを、ずっとずっと続けていきたい。


0コメント

  • 1000 / 1000