無理のない生活


朝は家族で朝ドラ、人間国宝。原日出子の京さんぽもコロナ後収録のものが放送されていて続いていたのかと嬉しくなる。木屋町通を南へ下る回で、バイト先から寮へ通った、また京都を離れた後もよく通った道だった。その景色を見ているだけで胸がいっぱいになる。

昼からは近所の大学へ子どものためのオルガンコンサートを聴きにいく。おおきなパイプオルガンから響く幅の広い音の重なりに、音楽のことは何も分からない私もジーンとする。自然と目を閉じてしまうような音で、たしかにこれは教会にふさわしい楽器と思う。一つの曲を演奏するのにあらゆる鍵盤をおさえている様子にレトロ建築祭のとき御幸町教会で伺った「オルガンも建築」という言葉を思い出す。
曲目にはドレミのうたもあり、子どもも一緒に歌っていたのだが「レはレモンのレ」のあと「ファはファイトのファ」になりそのあとは「シはしあわせよ」とうたうので演奏より早く終わってしまう。それがおかしくて笑ってしまった。

図書館で短歌の雑誌を借り、本屋で『えーえんとくちから』を買い帰宅。朝ドラを観た同居人も短歌に興味がわいたらしく「短歌つくって売ったらええやん、メルカリで」と言われる。もうすでにそのようなことはしているのだがと思いつつ言い出せず。文フリまでには言って、もっと生活に溶け込むように創作ができればいいなと思う。

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