機種変更

iPhone7からiPhone14に機種変更する。倍になった。電池の減りが早く、出先で気軽に写真を送ったりSNSに投稿したりできないことにだんだん不便さを感じるようになり、バッテリーを変えるのであれば本体ごと新しくしようか、阪神優勝したし、という軽いノリだった。店員さんには「iPhoneに変えたいんです。安ければなんでもいいです」と伝えた。高校生の頃は機種変更といえば一大事というか、購入するずっと前から毎日通信会社のパンフレットを眺めていた。隅々まで暗記してしまうほどに。

今の私はiOSのメモとカレンダーとリマインダに自身のすべてを覚えてもらっているので、あの頃に比べて今の方がケータイはより自分の分身らしくなっていると思う。なのに「なんでもいい」と思うようになったのは色も形も大差ないスマホになったからだろう。様々な色や形をしたガラケーの中から、より自分の分身としてふさわしいと思う機種を長い時間をかけて選ぶ。なんて無駄な時間だったのだろうと思う一方で、あの時間は幸せで、なくてはならない時間だったとも思う。

夜を乗り越えられるほどの明るさ 読みたい本があるということ

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