ゆるいスピードで

同居人と子どもと一日過ごす。観覧車に乗ると、遠くの方にむかし住んで働いていた街が見えた。今はもうあの街へ行くことはかなわない。多分この先1年ぐらいは無理だろう。ああでもここから見えるぐらいには近いのだと、思い立てばすぐに行ける距離だと、小さな家々の向こうにぽつりと立つ白い観覧車を見つめて思う。実際、数か月前までは思い立って出かけていた。この数カ月で生活圏がすっかり狭くなった。数か月前の自分が別人のように思える。


観覧車は諭すゆるいスピードで 心が向けばどこでもいけると


ツイッターは文フリ京都一色で、委託で現地にいないにもかかわらず創作意欲がわく。次の文フリ大阪は小説本にしたいなと思いはじめる。イベント出店しはじめて数年になりやっと、作りたいものをただ作ればいいだけというスタートラインにやっと立てた心地がしている。

0コメント

  • 1000 / 1000