つまらなくなったら歩くこと

オードリーのチョコが買いたくなって梅田へ行こうと思い立つ。時間があったのでホームの端まで歩いてみた。ここに住み始めて一年が過ぎたけれど、私は一回もそこへ行ったことは無かった。左手に教会の十字架が白く光っていて、端は拡幅されて広場のようになっていた。
なぜだろうと考えたところで、梅田駅の改札口に最も近いため人が集まるからだろうと思い至る。こんな風にすぐそばにあっても自分が歩いていかなければ気づかないことが沢山あるのだろうと思った。何かを見飽きたと感じる、それは自分が歩きだそうとしていないからだ。
子どもの目は車窓を追って、奥から手前へゆっくり移動し、一瞬でまた奥へ戻り、また手前へ移動してくる。その繰り返し。車窓を眺めているとき、自分の目もこんな風に動いているのだろうかと思った。

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