小川糸『とわの庭』
『とわの庭』を読み終える。昨日の時点での感想は以下の通り。
圧倒的な生の肯定で終わり、この話を大好きだと思う自分がいた。やはり私は物語に希望を求めているのだと思う。これは誰にも何にも侵せない部分だ。なにかを否定しなくても、なにかを対立させなくても、魅力的で美しい物語は綴れるのだということをこの物語は教えてくれて、そのこと自体がとてつもない希望だった。
いろいろ考えたけれど、今の自分にはきちんとした文章で書けないからとりあえず言葉の断片を書き殴った。再読はあまりしない人間だけれど、この物語は子どもに対して何か思うことがあったら読み返したい。ずっと手元に置いておきたい本というのはこういうものなのだなと思った。
何をどうしたってエゴなのだから私は子どもを、もっといえば周りの大好きな人たちを自分のやり方で愛したいと思った。
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