耐性


久しぶりにストレスにつぐストレス。嫌いな人種に、さらっと嫌味を言える人を加える。こういうとき(自分の子に限らず)子どもの存在は救いだ。いつも駅のホームで見かける親子は今日はベビーカーではなく抱っこ紐だった。カバーからのぞく小さな頭。通り過ぎる女の子の笑顔。子どもが生まれるまではこんなことはなかった。

帰って子どもと向かいあわせになってご飯を食べる。「お母さん疲れたわあ」と言うと「〇〇ちゃんも疲れたわあ」と返された。毎日心地よいものばかりに囲まれているから、ちょっとしたことですぐに傷つき苛立ってしまう。そして自分に向けてでないにしろ、他人を見下す言動を見聞きするのがほんとうに無理になってきた。婉曲表現を繰り返し、他者を蔑むようなことを何度も言う。馬鹿なんじゃないか、と思ったところで自分も馬鹿にしていることに気づく。外界を邪魔だと思う。

元職場の方と内々のインスタでつながる。フォロワーは友人しかいない、写真は撮って出し、文章も脳内から取って出しなのだが、文章から気持ちが伝わると言われて嬉しくなる。自分は褒められたくて書いているところが間違いなくあると思う。

その方は手作りの料理やリースやドライフラワーを投稿していて、フォロワーには息子と思しき人物もいた。小説のエピグラフみたいなプロフィール文。今どきの手ブレ写真。それを母に見せれるのがいいなと思う。いつか辿り着きたい境地。

耐性はなくなってもいいから、心地良いものを求めて生きていきたい。

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