春の温度

エスカレーターの後ろの方で「ひなまつりやな」「はまぐりかあさりのお吸い物せな」「あさりはあれやで、産地偽装」「でもはまぐり高いで」というおばさまの会話が聞こえた。本当はもっと素朴で、軽妙で、それこそ春みたいな懐かしい温度のある会話だった。久しくそういう会話をしていない。


子どもが熱を出したので、複雑な気持ちを抱えながら、明日休みの連絡を入れる。明日中に百合文芸に投稿したい。明後日は久しぶりに友人に会える。

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