本屋さん

実家から帰る途中に自由港書店さんへ。子どもと一緒だったので一瞬の滞在。

本屋さんへは、本と一緒にいる時間を買いに行っているのだと思う。元々決めていたものをさっと買うだけの買い物は必要だけれどもちょっとさびしい。それにそれならネットの方が手間も省ける。書棚を見ながら、タイトルや装丁から今の自分に引っかかる本を見つけたり、本の並びや見せ方からそれが社会的にどういう位置にいる本なのか知る。本を通して内に潜ったり外の様子を窺ったり。そういう時間を私は本屋さんに買いに行っている。そして自由港書店さんで過ごす時間は、生活と、生活の根本にあるものに近づける、豊かで静かな時間。1周年おめでとうございます。

だから次はもう少しゆっくりしたいと思った。池田彩乃さんの『発光』、『うさこちゃんのたんじょうび』を買い、家へ帰る。電車の中で『うさこちゃんのたんじょうび』3回読む。

0コメント

  • 1000 / 1000