自主休日

子どもの調子がよろしくないので仕事を休む。コロナは陰性。週末に予定していた京都のお泊まりもキャンセル。感染者が増えてきて気になっていたのでちょうどよかったといえばちょうどよかったが残念でもある。来年はどういう風に祇園祭を観覧するか希望があるうちに、今からでも予約を入れておこうと思い今晩考える予定。祇園祭によって京都熱が再燃したのでこれを機に京都検定受けておこうかなと考えている。検定の存在を疑問視する声を聞いていたので前回受けてから10年以上経ってしまったけれども、単に勉強したいなという気持ちが今は勝っている。

子どもと一緒にゴロゴロし、『全身が青春』『HELLO WORLD』『マイブロークンマリコ』読む。全身が青春は創作について語らずして語っているようなところがあり、これも日記という媒体ゆえで、だから日記が好きだなあと思う。ハローワールドは京都の土地土地の使い方が効果的なのが面白かった。堀川の歩道橋なんかは見たことがないとあの発想には至らないというか、そもそも取り上げないのでは。京都駅やタワーなどメジャーな箇所もそう使うのか〜という感じで通り一遍でなくて良かった。心情と仕組みが噛み合って物語を駆動させ僕が先生を超えていく展開も。けれども私はSF的装置(想像すれば物体が出てくる手袋とか)や謎(どちらが記録で現実?とか)に萌えがなくそういうところを流し読みしてしまうタイプの人間なので、この小説の本質を楽しめてないと思う。これはただの興味の問題。『マイブロークンマリコ』は見聞きしていた評判通りすごく良かった。現在の文芸界隈のトレンド(というと語弊がある気もするけど)の兆しを見る。「共依存」「呪い」「シスターフッド」などなど括ろうとすればいくらでも括れるがそうしたくないと思わせる、孤独とパワーとを両腕に抱えた作品。

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