名前のない関係

名前のない関係に惹かれる。けれどもその中には偏ったパワーバランスの元に成り立っているものもあるのではないだろうかと考えるようになった。名付けること(縛り縛られること)で得られる安心があることを無視してはいないか。その安心を否定的に扱ってはいないか。名付けないことで維持されている(縛られていない)関係が気持ちいい、上手くいっていると思っているのが片方だけの状態こそ否定されるべきだということ。なんにせよ互いの了解が必須であり、そこには言葉が必要だということ。「名前のない関係」というフレーズだけで美しい、素晴らしいと判断するのは早い。慎重になりたい。

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