池田彩乃『目をとじて ひらく』

池田彩乃さんの「目をとじて ひらく」が手元に届く。池田さんの言葉たちは自分がここにこうしていることを肯定してくれる。読む前と後で私が持っているものも、置かれた状況も、なにも変わらないのに、楽になる。だめな君でもいいよってフレーズがあるけれども、池田さんの言葉はそもそも君はだめじゃないよって言ってくれているような心地がする。

パラパラとめくって「選びなおせる」というフレーズが目に止まる。そのたった一言で肩の荷が少しおりる。本が読めない今だから、余計にこの本の存在が有難い。

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