わくわくすること

いつかあなたに読まれるまで眠る言葉を胸に持ちつづける。
走ってもいい。踊ってもいい。歌ってもいい。
ただいま、わたしは眠っていたい。
眠るあなたを待つ、ということをしてみたい。


最近は上のような、ただの願望みたいな言葉を書きながら、murmur2号の準備をしている。秋ごろ、善行堂さんに寄ったときの日記にこんなことを書いていた。

この日記も、未来に向けて、過去をのこしていくような感覚で書きたい。死んだ後のことを思うように、今はまだ私のことを知らない、後の人のことを思いながら書いてみたい。心象と情景のアーカイブを残すように本を作りたい。

最近考えていたことと同じだった。私はずっと、埋もれて流されていく、けれども大切なものが潜む個人的な言葉たちを残したかった。そしてそれは誰かにやってもらうものだと思っていた。けれども自分でもできるんじゃないかと思い始めている。

そして残したい個人的な言葉は、自分ものだけではないということ。むしろ自分の言葉以外の方が多い。フォロワーさんの日記、ツイート、インスタグラムの読書感想。些細でとるに足りないと思われるようでも心に深い余韻を残すもの。個人的で、読めばここにいてもいいのだと安心できるもの。それらを拾って、アーカイブするような場所を作りたいと思い始めている。

好きだなと思うものと出会ったとき、日記の中で私はたびたび「安心する」「安堵する」という言葉を使っていた。そういう安心できる場のようなものを作りたい、とぼんやり考えている。

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