GPT

寝る前、インターホンのランプがひかっていたので履歴を確認してみた。映しだされたのは私だった。そういえば昼間、鍵を持って出るのを忘れたからインターホンを押して同居人に開けてもらったのだった。私の家を訪れる私。ふいに私が二人になる瞬間。もう一人の私を見つめながら私は眠った。

ついに「チャットGPTではこう言っていて」という枕詞つきの依頼がくるようになった(仕事の話)(ちなみにGPTの述べた内容は誤っていた)。同居人の先輩はGPTを使って記事を書き副収入を得る予定らしい。何が自分にとって大切なのか。何が楽しくて、何が幸福で、何を本質と考えるか。そういうことを多くの人が考えているのではないかと思う。少なくとも私はそうだ。

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