成長

先月までお世話になっていた園の先生と友達と公園で待ち合わせて一緒に帰る。子どもは始終緊張していたようでよそよそしく、泣きそうになっていた。そして寝る前、突然、「友だちいや」と言い出した。先生も嫌と言う。ついこのあいだまで家族よりも長い時間を過ごしていたのに。けれども薄情とはいえない。これが幼児の性分で、どうしようもないことなのだ。そしてこのどうしようもなさになぜか私が泣きそうになってしまう。こうやって私はどんどん子どものことが分からなくなっていくし、子どもはどんどん自分のことが分からなくなっていくのだろう。

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