酒まんじゅう

子どもを送った後、また眠ってしまう。せっかく一人の時間なのに、いや一人の時間だからだろうか。早く夜寝て、朝起きた方がいいのは分かっているけれども、朝に眠るのが心地よくてやめることができない。

子どもを迎えにいき、婦人科へ。順番が回ってこないので書店さんへ本を発送。自分の在庫はまったく動いていないのに、丁寧に売ってくださりさすが書店さんだと思う。ほんとうにありがたい。結局、診察室に呼ばれたのは1時間半後だった。
お腹の子どもは順調に成長しているとのこと。1週間検診に来ている小さな子どもたちを見て早く会いたいと思う。けれどもベッドでまどろんでいるとき、台所で煮物をしているとき、冷えた髪をドライヤーで乾かしているとき。ふとした瞬間に、ああまだ全然準備ができていないと思う。小さなスパンでも、大きなスパンでも。

帰りはえびす参りで賑わう街へ。あたたかい酒まんじゅうを子どもとふたりで頬張り、チョコバナナを買う。

諦める諦めていく笹舟のようなわたしをみとめてゆく日々

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