叡電に乗った日
1ヶ月ぶりぐらいに京都へ行く。
叡電で紅葉のトンネルへ。鞍馬の門前町はこんなに趣があったっけと思うぐらい山奥の古き良き観光地の趣が残されていることに気がつく。すべて民芸品で統一されたような食堂の店内とか。それっぽく装っているのでなく、ちゃんと地のままで維持されていて、しかもそれが寂れたり不潔でないのが京都という土地柄ゆえだと思う。
修学院へ戻ってキッサヒナタへ。全席カウンターで子ども向けのお店ではなかったけれど、子ども用に塩むすびを握っていただくなど店主さんにとても優しく接してもらった。キッチンを子どもが覗き込んでいた。卵を割る様子、パンにクリームを乗せて焼く様子。こうして作る過程が見える(音が聞こえる)お店は良いお店だと、好きな喫茶店たちのことを思い出した。
オムライスはバターが効いていてまろやかで、ナスのおひたしはゆず風味、にんじんしりしりはしそ風味。手の込んだ副菜が美味しかった。トーストに使われていたパンが美味しかったのでお店の名前を教えていただく。茶山のポエットというお店。二駅隣だったのでその足で向かう。
ポエットは本当に街のパン屋さんという感じだった。ディスプレイはちゃんとクリスマス仕様になっていて手づくりのものや買ったものが混在しているのが味な店という感じだった。水槽には魚とエビが泳いでいた。前の魚はエビを食べていたが今の魚は食べないため魚もエビものびのび暮らしているとのこと。目当ての食パンを買う。
どうせならと旅の音へ。アートビルの中に入っていた。昔は美術の専門学校だったらしい。金木犀ラテを頼んで店外で待ち、呼ばれて戻るとお店いっぱいに金木犀の香りが漂っていてよかった。持ち運び用タンブラーを買う。
茶山から出町へ。デルタで休む。落ち着いて考え事から離れられるからデルタはいい。
デルタから七条で降りて京都駅へ。イノダでグッズを買う。京都芸術大学の学生と共同で作ったシールとポスタカード3枚。その後、屋上庭園と空中経路へ。キューブの富屋で松井酒造の神蔵を買い帰宅。
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