池田彩乃『観光記』

池田彩乃さんの「観光記」を読んでいる。言葉は私のものでない。誰のものでもない。だから自分以外の何かと一つになれるときがある。そのことに救われることがある。阪急電車の中でページをいったりきたりしながらそんなことを考えていた。読めば文章の型から自由になれる。読み終わってもずっとリュックの中に入れているだろうと思う。

0コメント

  • 1000 / 1000