平和

友人2人と友人の子とわが子の5人でアンパンマンミュージアムへ行く。前に3人で会ったのは4年前で、そのときは川越で風鈴の綺麗な神社へお参りしたり、風情漂う街道で写真を撮ったり、駄菓子屋や日本酒のスタンドへ寄ったりした。もちろん子どもはいなかった。そのころの私たちに、次は自分たちの子どもと一緒にアンパンマンミュージアムで会うよと言っても信じないと思う。そのころすでに3人中2人は結婚していたので、ある程度予想できていた未来ではあるけれども、少なくとも私は信じなかったと思う。なんていう話を3人でするのだろうかと思っていたけれども、私たちははしゃぐ子どもたちに付き添い、今同じく目にしている光景について思ったことや考えたことだけを話して、解散した。

それは今の私には心強いことで、気楽でもあった。夜、ベッドの中で子どもは今日のことをペラペラしゃべっていた。それから友人たちに「また会いたい」と言った。これが平和なのではと思ったし、こういう時間に包まれて一生を過ごしたいと思った。なんでそれが甘えになるんだろう。私にはそれが不思議でたまらない。

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