つぶやき

志村さんとファンとの真摯なやりとりに、2023年のツイッターでもこんなやりとりがなされることがあるのかと朝からほっとする。脊髄反射のように「もう買わない」と言ったり「ああまたか」と遠巻きにみたりせず切実に、訴えるようにツイートしたファンの方も、トランスジェンダーの人たちにとって金字塔のような作品をいくつも描かれているというプライドを意に介さずそれを受け止める志村さんも、今後も蜂みたく寄ってくる声の群れにやられないでほしいと願う。安心できる場所は屈する/屈させるという意地のようなものからは離れたところで作られる。諦めとも遠いところにある。

もう一つツイッターで知って嬉しかったのが閃光ライオットの復活。あの頃の少年少女たちのツイートが目に入ってきて嬉しくなった。私には思い出すと背筋の伸びるような人が何人かいて、閃光ライオットと聞くとその中から立て続けに二人ほど思い出すことになる。そして背筋がしゃっきり伸びる。そのうちの一人とはちょうど今みたいな、冷たさに春の風が混じる時期に京都の街をたくさん歩いたものだから、胸がぎゅっとなった。あの子は今頃何をしているだろう。私は何もしていない。

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