2023.02.26 01:14穂村弘編『短歌のガチャポン』穂村弘さん編『短歌のガチャポン』。色は違えど、こういうことも短歌にしていいんだという驚きが潜む歌が百首。短歌の自由さを味わいました。歩道橋の上で西日を受けながら 自分yeah 自分yeah 自分yeah / 五島諭収録されていた中でいちばん好きだった歌。歩道橋の上で「自分yeah」と3回も言っちゃう全能感。けれども西日から滲む哀愁。空回りかもしれないと頭の片隅で思いながら、自分を肯定する。そんな揺...
2023.02.24 14:28こえなくていい書式設定を参考にするために過去の自分の本を出してくる。自分すごいやんとしみじみ思う。多分この本たちをつくっているときも雑念のようなものはあったと思うけれども、もうここには小説を書いた自分しか残っていないから、私はきちんと小説を書くことだけに一生懸命だったように思えてくる。過去なんか越えなくていいと思う。過去を参照しながら、今の自分にできることをやればそれでいいと思う。
2023.02.23 13:00無理のない生活朝は家族で朝ドラ、人間国宝。原日出子の京さんぽもコロナ後収録のものが放送されていて続いていたのかと嬉しくなる。木屋町通を南へ下る回で、バイト先から寮へ通った、また京都を離れた後もよく通った道だった。その景色を見ているだけで胸がいっぱいになる。昼からは近所の大学へ子どものためのオルガンコンサートを聴きにいく。おおきなパイプオルガンから響く幅の広い音の重なりに、音楽のことは何も分からない私もジーンとす...
2023.02.20 14:33救いここは目に見えた真白い部分だけ切り取り貼り付けてる場所ですやわらかな宇宙の水の端の方で泳いだり眠ったりしているやがてひかりながれきえとけてひとつになるまでつづける///健康的なもの食べたいのに健康的なものつくれません帰り道自己投影グラデーション薄桃色より降ってくる人々はやがて飽きるという救い
2023.02.19 14:11二月の週末2月18日(土)3年ぶりに開催された大関の蔵開きへ。会場の倉庫へ向かう道すがらすれ違う人々はうららかで、あたり一帯が陽気になるこの感じが好きだったと思い出す。みんな連れだっているのもいい。多分日本酒が好きという共通項で仲良くなったんだろうなあというサークルが倉庫いっぱいガヤガヤと。春の夜の円山公園みたいだった。生原酒を2種と発泡日本酒を少し。夜は久しぶりの飲み放題。金曜からずっとこのことばかり考え...
2023.02.17 13:17飯村周平『HSPブームの功罪を問う』先日読んだ『HSPブームの功罪を問う』。広く捉えれば『ラベリングの功罪を問う』ともとれる内容で面白かったです。他者と比べて自身が特別だと思いたい。才能があると思いたい。それを活かしたい。自身をストーリーづけたい。他者に自身を説明されたい。ともすれば自己顕示欲のひとことでまとめてしまわれそうな人間の様々な欲の流れと社会の結びつきが章を追うごとにクリアになっていきます。HSPだと思う。→名前がつくこと...
2023.02.16 15:00フリーペーパー「murmur」2号を配布しています日記のフリーペーパー「murmur」の2号ができました。このホームページの「murmur」から抜粋したものを掲載しています。今回は2022年7月から12月までの日常を綴ったもの。
2023.02.16 14:20離れる詩で書けないことは日記で書ける、日記で書けないことは短歌でよめる、短歌でよめないことは小説で書ける、小説で書けないことは詩で書ける。そんな感じでぐるぐるまわっている。日記を書こうとして何にもないなと思う日も、なんでもないことを短歌にしたら面白く響く。ストレートに言ったら泥臭いなと思うことも短歌にしたら澄んでいくこともある。短歌というか三十一文字にあてはめているだけなのだけど。その日できた詩や短歌は...
2023.02.14 15:00この冬の感想(乾燥)大きな声を大きな声だなあと思っていたら切れていた指(間奏)おわかれを強くお勧めされたのでふゆのせんいにくるまれている生きている意味はスープに混ぜましたわらうあなたはあたたかな人オレンジにひかる向こうの建物の窓の中のカレーが食べたいあなたにとって意味があるかどうかでずっと判断しててください
2023.02.14 14:05嘘先日髪を切りに行くので子どもに別れを告げると「あれ?〇〇(自分の名前)も髪伸びてきたけど?」と髪をさわりながら言いだすから笑ってしまった。そして今日、前もって洋菓子店で買っていたチョコレートを同居人に渡す役目を子どもにお願いすると「これ〇〇がダイエーで買ってきたの」とすらすら作り話をいうから驚いた。同居人の前では自分が買ったと通していたけれども、いなくなった後に「あれ買ってきたの?」と尋ねると「う...