2022.11.29 15:11池田彩乃『目をとじて ひらく』池田彩乃さんの「目をとじて ひらく」が手元に届く。池田さんの言葉たちは自分がここにこうしていることを肯定してくれる。読む前と後で私が持っているものも、置かれた状況も、なにも変わらないのに、楽になる。だめな君でもいいよってフレーズがあるけれども、池田さんの言葉はそもそも君はだめじゃないよって言ってくれているような心地がする。パラパラとめくって「選びなおせる」というフレーズが目に止まる。そのたった一言...
2022.11.27 13:20生活引っ越すことになりました。週末はそのことでへとへとでした(私が特に何かしたわけでもないんだけれども)。今もへとへとです。リノベーションの契約もして、これからはその細かいところを決めていくのだけれど、わくわくよりも不安の方が大きい。そしてなにより話が進み始めた今月から小説を書けていないし本も読めていないのがフラストレーション!という感じです。けれどもこれから快適に小説を書いたり本を読んだり、暮らして...
2022.11.21 14:20鎌倉殿の13人(第44回)昨日の鎌倉殿。御家人編が終わってからの物語のうねりがすごすぎて何とつぶやけばいいのかという感じで日曜の夜を過ごしている。御家人編は義時を主人公に据えながらサブの主役が数回で入れ替わるように進んでいたけれども、義盛が討死してその流れが終わってからは、義時の物語、義時と泰時の親子の物語、義時と平六の好敵手の物語、義時と仲章の政治の流儀の物語、政子の女・母としての物語、そして北条家の背負った業の物語、と...
2022.11.20 12:53夢昨晩は実家に帰り、母と妹と姪と子どもで布団を並べて眠った。実家は小学生の頃までの自分にとっては「長期休みにときどき泊まりに行く祖父母の家」だった。常夜灯のオレンジに染まった襖を見つめながら、その、実家が実家じゃなかった頃の気分を思い出していた。そうしてこれが夢のようだったと思う日が来るのかもしれないとぼんやり思った。
2022.11.18 14:11愛情子どもの誕生日だったので休みを取り、保育園のみんなと散歩中の子どものもとへ。平日お昼前の公園は子どもたちの声がそこかしこから聞こえてきて、園内の整備をするおじいさんたちが子どもらに手を振ったり、ベンチにはコーヒーで一息ついている青年が一人ぼっちでいたり。平和だなあと思う。休日よりも一人一人の抱える生活の色を濃く感じる。それからいつも連絡帳で読んでいる、どんぐり拾いをしている茂みやかけっこしている坂...
2022.11.15 15:31手を動かす昨晩望月麻衣さんのツイートで京都キタ短編文学賞なるものの存在を知る。7月から募集していたらしいのになぜ今まで気づかなかったのだろう……。たまたま今日休みかつ子どもを保育園に預かってもらえることになっていたので、応募しようか迷う。なんせ1万字以下の短編でも1ヶ月かかる人間なので。けれどもこれで応募しなかったら後悔すると思いなんとか1日で短編小説を仕上げる。内容はともかく1日でこれぐらいの分量書けるの...
2022.11.11 15:24インターネットツイッターがあと数週間で止まるというツイートが流れてくる。本当かは分からないけれど、もしそうなったらツイッター以外でつながっていない相互さんともうつながりようがなく、そのことが寂しい。特に私のことを小説を書く前、つまるところ学生時代から互いのつぶやきを見てきた方が日常からいなくなってしまうのは寂しいというより、なんとなく心許ない。中には個人サイトをつくっていた中学生の頃から私のことを知ってくれてい...
2022.11.10 16:23決着はまだ京都モダン建築祭の計画を立てていたらこんな時間になってしまった。あまり詰め込みすぎたら鑑賞する余裕がなくなるとイケフェスのときに学んだはずなのにぎちぎち。時間余らせてどこ行こうかってなるよりは時間足りなくて削る方が性分に合ってるので……根が欲張りなんだよなあ。知り合いにたくさん会えそうですでに懐かしい気持ちになっている。このまま書けなくなるのかなあと思いつつ、よっこらせという感じで新しい小説を書き...
2022.11.07 14:11関口良雄『昔日の客』関口良雄『昔日の客』。読み終えると同時に胸がいっぱいになる。この静かな喜びをなんと言おう。本を読む楽しみ、喜びそのものみたいな本だった。本は道具ではない、生活だと思わせてくれる、人生がそのままインクの染みになったような、こんな本が私は大好きだ。大山や鳥取の街は、眠っていたスワンの娘の記憶を呼び起こしてくれた。それは人生に無用なものなのかも知れない。が無用の物の中にこそ、言い知れぬ味わいがひそんでい...
2022.11.06 14:33紅玉いづき『サエズリ図書館のワルツさん』『サエズリ図書館のワルツさん』読み終える。電子書籍が普及する今の世で、なぜ本なのか、なぜ紙なのか、が語られた本への愛に溢れた物語。私も紙の本(この言い方もあまり積極的には使いたくないなあと思ってはいるのだけれど、これしか言い方がないので使っている)を好んで買っている。電子書籍で買うのはフォロワーさんの個人出版か漫画ぐらいかな。漫画でも良かったら紙で買いなおすこともある。もっとも買うよりも図書館で借...
2022.11.05 12:37休日来週の七五三に向けて朝からカット。子どもも少しは慣れてきたようではじめて一人で椅子に座る。ただし片手を繋いだ状態で。昼ごはんを食べて2件内覧。どちらも良かったのであとはリノベーションの見積もりを待つ。家に帰り先日買ったレゾンデートルのレモンケーキとレモンパイを。レモンケーキは酸味がきいていて、パイはシロップ漬けのレモンが入っていて甘くて美味しかった。一息ついて図書館へ本を返却し、届いていた群像10...