2021.11.30 14:57Diary結局は私の心次第なのだと思うと楽になる。誰かに窮屈な思いをさせられている時、私は重い気持ちになる。自分の心を自分のものにしておく、その方法を身につけていくこと。文フリ京都の新刊入稿。次の小説のアイデアを思いつく。
2021.11.28 15:59テンプレモノレールで育児書を読む女性がいた。カーブのたびにページに差し込む西日。よく物語で、ヒステリックな母親の本棚に育児書が並んでいる、やさしい母の机の上に育児書が置いてあってショックを受けるそんな描写がある。マイナスなキーとして育児書は描かれる。けれどもそれは、そこに至るまでの背景を加味しなければければ、ほんとうに陳腐だと思う。かといってその中に分け入っていく術を私は未だ持ち合わせていない。
2021.11.28 15:33深夜高速家事と買い物をして一日が終わる。無印で新しいリュックを買ったので明日からの通勤が少し楽しみ。昨日のこともあり新刊づくりがやっと軌道にのる。ひたすら深夜高速を聴きながらレイアウト。内容も深夜高速な感じです。明日コンビニで試し刷りして、出来れば入稿したいところ。新刊を作るにあたって昔の写真を見返していたのだけれど、そういえば日記や散文を画像にしていた頃もあったのだなと思い出す。今は忙しくてあんなにも作...
2021.11.26 16:24グリル十字屋昼前に神戸へ。十字屋でランチ。赤いギンガムチェックのテーブルクロス、帆船の模型。神戸の洋食店の象徴で旅行気分。半地下の店内にレースカーテンを透かして差し込む午後の光が綺麗でシャッターを切る。ミートソーススパゲティは目の前に差し出されるとにんにくのまったりした匂いが漂った。濃い味をかみしめながら、シャッターチャンスを窺いながら、店内の忙しなさとシンクロする。こういう体感は久しぶりだなあと思う。タッチ...
2021.11.26 15:00あったはずの休日昼前に神戸へ。十字屋でランチ。赤いギンガムチェックのテーブルクロス、帆船の模型。神戸の洋食店の象徴で一気に旅気分。半地下の店内にレースカーテンを透かして差し込む午後の光が綺麗でシャッターを切る。ミートソーススパゲティは目の前に差し出されるとにんにくのまったりした匂いが漂った。濃い味をかみしめながら、シャッターチャンスを窺いながら、店内の忙しなさとシンクロする。こういう体感は久しぶりだなあと思う。タ...
2021.11.25 22:52付き合い人に対して、しんどくても、腹が立っても、付き合っていたいと思う瞬間は、その人の隠れた苦しみや悟りを知るときにやってくる。けれども知っても付き合いたくないと思う人もいるから、その苦しみ悟りを語る姿勢や言葉が自分にとって誠実であり親しみを感じるものであるかというところが重要なのだと思う。綿矢りさ「ひらいて」読みはじめる。あまりにも衝動的ゆえにあまりにも孤独な女の子の内面。センテンス一つ一つが奇跡のよう...
2021.11.24 15:08君簡単に人は死んでしまう。物質的にも社会的にも。それでも一瞬は輝きつづける。それが他の誰かから見て取るに足りないことだったとしても。その対比は寂しく美しく、泣いてしまいそうになる。そんな瞬間を結晶にした映画のことを思い出した。
2021.11.24 12:48心を平す何のために仕事をしているのだろうなという気持ちになる。ふと昔働いていた職場のことを久しぶりに思い出す。あの頃に比べれば今のこの怒りや虚しさは何でもないことだと思う。そう考えることって解決になっているのだろうかと昔は考えていた。逃げではないかと。けれども今は、昔に比べたら全然平和だと思うこと、音楽や文学を摂取すること、子どもの寝顔に癒されること、こうして書くこと、どれも正解だと思う。怒りや虚しさを生...
2021.11.22 15:00須磨子どもが夜中に泣く。泣き止んだあとも喉の奥から頭が揺れるぐらいしゃくりあげる様子を見て、心が身体を動かすことは確かにあるのだと思う。朝、舞子プロムナードへ行く。懐かしい街が陽に照らされていた。その後、須磨水族館へ。本館だけの展示だったけれども子どもは楽しそうだった。カメやクラゲのかたちをしたパンがかわいかった。そういえばこういうパンは京都水族館にもあったと思う。ちなみに須磨水族館は2008年にはす...
2021.11.20 15:00バンド昼寝から起きるとワイヤレスイヤホンが届いていた。さっそくテナーの新譜を聴く。耳が良くないのでイヤホンが変わったとしても自分には違いが分からないだろうと思っていたけれども全然違った。そもそも聞こえていなかった音があったことに驚く。同じクラッシュでもフレーズに合わせて撫でるように、荒っぽく、遠くまで伸びていくように、一打一打叩き分けるその手つきが浮かぶぐらいだった。「流星群」のサビのアタックは(これは...
2021.11.19 15:00叡電に乗った日1ヶ月ぶりぐらいに京都へ行く。叡電で紅葉のトンネルへ。鞍馬の門前町はこんなに趣があったっけと思うぐらい山奥の古き良き観光地の趣が残されていることに気がつく。すべて民芸品で統一されたような食堂の店内とか。それっぽく装っているのでなく、ちゃんと地のままで維持されていて、しかもそれが寂れたり不潔でないのが京都という土地柄ゆえだと思う。修学院へ戻ってキッサヒナタへ。全席カウンターで子ども向けのお店ではなか...